ステンレス
-
特徴
鉄にクロムを添加していくとだんだんとさびにくくなっていきます。10.5%以上のクロムを添加し非常にさびにくくなったものをステンレス鋼といいます。ステンレス鋼は耐食性以外にも 耐熱性・加工性・強度など優れた特性を備えています。意匠性にも優れ、メンテナンスが容易であることも大きな特徴です。環境に対する社会の関心が高まるなか、100%リサイクル可能な材料として高く評価され、大変注目されています。
-
-
SUS304 比重:7.9
炭素量が少なくサビにくい。耐食性・溶接性良好 SUS304の特徴 クロムを18%、ニッケルを8%含むSUS304は、オーステナイト系ステンレス鋼の代表的な材料であり、良好な耐食性、加工性、溶接性など多くの優れた特性を備えています。 また、高温酸化に強く、高温環境(約900℃まで)での耐熱性も高いので、耐熱鋼としても使われます。
-
-
SUS316 比重:7.9
Mo添加で耐食性・耐酸性・高温強度が良好 SUS316はSUS304にモリブデン(Mo)を添加し、耐食性、耐孔食性を向上させた非磁性の金属です。 ステンレスが錆びにくい金属である理由は不動態皮膜という薄い酸化膜に表面を覆われているためです。 含まれているクロムがこの酸化膜を作り、これが傷ついても自己修復することで、錆を防いでいます。 しかし、不動態皮膜があるといっても海水などの塩化物イオンが多い環境では皮膜の効果も不安定になります。 そこで、モリブデンを添加することでクロムの自己修復作用を高め、より腐食に強くしたのがSUS316です。
-
-
SUS430 比重:7.7
価格が廉価。屋外ではさびやすい。着磁性あります。 クロムを18%、ニッケルを8%含むSUS304は、オーステナイト系ステンレス鋼の代表的な材料であり、良好な耐食性、加工性、溶接性など多くの優れた特性を備えています。 また、高温酸化に強く、高温環境(約900℃まで)での耐熱性も高いので、耐熱鋼としても使われます。一般用途では十分な硬度ですが、焼入れによって更に硬化させることができません。 SUS430とは光沢の具合以外に見た目はほとんど変わりませんが、強い磁性を持っているSUS430と違って、SUS304 は磁性を持っていないため、磁石に吸着するかどうかで判別できます。 ただし、曲げや絞りなどの冷間加工を施すと加工硬化を起し、硬さを増すとともに磁性が発生することもあります。
-
-
ステンレス素材の形状
板材 ・ パンチングプレート ・ チェッカープレート アングル ・ フォーミングアングル ・ チャンネル 角パイプ ・ 化粧パイプ ・ 配管パイプ フラットバ ー ・ 角棒 ・ 丸棒
-
-
ステンレス素材の仕様と特徴
No.1 熱間圧延後、熱処理、酸洗をしたもの
No.2D 冷間圧延後に焼鈍酸洗したもので柔らかく深絞りに適しています
No.2B
No.4 #150-180で研磨仕上げ。幅広い用途で使用されています
#400 #400バフ仕上げ。光沢良好で各種用途に使用されています。
HL ヘアーライン仕上げ。一方向への研磨
BA
No.8 鏡面研磨仕上げ -